ぎっくり腰とは?
突然、腰に激痛が走り、歩くこともままならない、ぎっくり腰。
多くの方が、「動いた時に突然、腰に痛みが走った」「突然腰がグキッとした」と表現しますが、あれは9割方、持続的に不自然な格好をしていて、その時に筋肉痛が発生している。それが動くことをきっかけとして痛いことに気づいて「グキッとなった」という表現をします。
例えば、
長時間、車を運転して腰の筋膜にストレスをかけていると、運転中は気づかなくても、腰は悲鳴を上げています。
それが車を降りた途端に、痛みとして現れる。多くのぎっくり腰はこれに似たメカニズムで発症します。
ぎっくり腰は1週間から1ヶ月で治る!
ぎっくり腰は1週間から長くても1ヶ月ほどで自然に治ります。
かつては「その期間は安静に」と言われてきました。しかし近年、対処法が変わってきています。
ぎっくり腰を含む多くの腰痛で、安静にしすぎると治りが遅くなるというのが最新の知見です。
日本整形外科学会や日本腰痛学会の『腰痛診療ガイドライン』でも、安静は必ずしも有効な治療法ではないとして、多少痛くても、可能な範囲で普段通り動くことを推奨しています。
ただ、激痛で動きようがないときは無理をせず、少しずつ動けるようになったら、ある程度の活動性は維持した方がいいということです。
慢性的な腰痛の方々も同じで、安静にしていても何もいいことはありません。
できるだけ動いた方が、再発の予防にもなりますし、その後の経過もいいことが分かっています。
最後に
腰痛でお悩みの方の多くが、「病院で湿布や鎮痛剤をもらうだけ」「とりあえず何年も電気治療に通ってます」「マッサージには行くんですけど・・・」と言われます。
ただ、大事なことは、腰痛を引き起こしている組織に対しての治療と、その組織が痛くなる根本的な原因、つまり、力学的ストレス(異常な動作パターン)を減らすための、正しい動作パターンを学習することです。
何かお身体でお困りの方は、お気軽にご相談ください♪